HDDを救済するぞ(転生編~SeagateでRMA~)
救済するぞ救済するぞ救済するぞ。
さて、前回やらかしたSeagateのHDDですが、一ヶ月ぐらい騙し騙し読み取ったり読み取らなかったりして、結果総容量8TB(使用済み4TB)のうち3TBぐらいは救済できました。
1TBは諦め。
というわけで保証期間内なのでRMAを申請します。
こちらのホメパゲに従って保証を申請します。
流れとしては
登録→ログイン→依頼作成
みたいな形でcaseを作成します。この時住所とかは英語で入力しないとエラーになるので注意。
ほんでもって千葉の住所に適当な宅急便で送ります。
ただし送る際、パッケージの外側にRMAナンバーを書くように。
「RMA #12345678」
みたいな感じですな。
WesternDigitalのRMAなんかだと中にRMA番号の入った紙を同封したりする必要があったような気がするけど、Seagateでは外にRMA番号を書いておけばいいっぽい。
この時注意することなんですが、他のサイトに書かれているようにやたら厳重な包装(フワフワのクッションで包んで云々)じゃなくても(今は)構わないみたいです。
事実ぼくが送ったときの包装は、HDDを他のHDDが入っていた静電気防止の袋に入れて、プチプチでくるみ、内側にプチプチが貼ってあるAmazonの袋を流用した奴に入れて送りました。
クッションとかは使ってないです。
で、一週間弱ぐらいで戻ってきます。とても簡単ですね。
HDDを救済するぞ(Windows+Cygwin+ddrescue編)
救済するぞ救済するぞ救済するぞ。
さて、録画ファイルをためていたドライブが物故割れました。
久々にエンコードでもするかと思ったら失敗続き、最初はエンコするGPUがおかしいのかと疑ったものの、
今度はファイルがなぜか読み出せたり読み出せなくなったりしたので「アレ?」と思いました。
SMARTを確認してみると、案の定やられてました。
これはいけませんねぇ。
というわけでもう大概ヤバいので救済します。
といってもWidnowsで救済する方法はもはやありません。
HDDをLinuxの入ったマシンにつないでサルベージ、をやってもいいのですが、
Linuxの入っているマシンが小さいものしかないので外付けHDDケースみたいなのを買ってこないといけません。
Windows上で直で救済できると良いですね。
というわけでCygwin。
まずとりあえず適当にCygwinを入れます。
適当で大丈夫です。多分。
次にddrescueを入れます。
その前にapt-cygを入れます。
(参考:
qiita.com)
Cygwinを管理者権限で起動して、
wget https://raw.githubusercontent.com/transcode-open/apt-cyg/master/apt-cyg chmod 755 apt-cyg mv apt-cyg /usr/local/bin/ apt-cyg -m ftp://ftp.iij.ad.jp/pub/cygwin/ update apt-cyg install ddrescue
こんな感じですね。
次に
cat /proc/partitions
でパーティションを把握します。
こうですね。
$ cat /proc/partitions major minor #blocks name win-mounts (中略) 8 2 7813894144 sda2 D:\ (中略) 8 50 7813894144 sdd2 G:\
今回はDドライブからGドライブに移動させます。
/dev/sda2から/dev/sdd2への移動というわけですね。
この順番は絶対に要チェックです。
なぜなら逆にしてしまうと「まっさらなディスクの内容をサルベージ元の方に書き込んでしまう」という結果になってしまうからです。
全滅しますね。
さて次はddrescueを動かします。
手順としては
の順番に進行させます。
まず
$ ddrescue -f -n -v /dev/sda2 /dev/sdd2 logfile.log
を実行して不良セクタを読み飛ばしつつコピーします。
不良セクタの箇所がlogfile.logに書き込まれます。便利ですね。
結果はこう。
$ ddrescue -f -n -v /dev/sda2 /dev/sdd2 logfile.log GNU ddrescue 1.22 About to copy 8001 GBytes from '/dev/sda2' to '/dev/sdd2' Starting positions: infile = 0 B, outfile = 0 B Copy block size: 128 sectors Initial skip size: 156288 sectors Sector size: 512 Bytes ipos: 8001 GB, non-trimmed: 0 B, current rate: 0 B/s opos: 8001 GB, non-scraped: 4761 GB, average rate: 102 MB/s non-tried: 0 B, bad-sector: 1024 B, error rate: 177 MB/s rescued: 3240 GB, bad areas: 2, run time: 8h 44m 30s pct rescued: 40.49%, read errors: 72648480, remaining time: n/a time since last successful read: 58m 7s Finished
次に読み飛ばした部分がlogfile.logに入っているので、そこを頑張って読み込んでもらいます。
コマンドは
$ ddrescue -f -d -r1 -v /dev/sda2 /dev/sdd2 logfile.log
です。では結果がこちら
$ ddrescue -f -d -r1 -v /dev/sda2 /dev/sdd2 logfile.log GNU ddrescue 1.22 About to copy 8001 GBytes from '/dev/sda2' to '/dev/sdd2' Starting positions: infile = 0 B, outfile = 0 B Copy block size: 128 sectors Initial skip size: 156288 sectors Sector size: 512 Bytes Press Ctrl-C to interrupt Initial status (read from mapfile) rescued: 3240 GB, tried: 4761 GB, bad-sector: 1024 B, bad areas: 2 ipos: 3950 GB, non-trimmed: 0 B, current rate: 0 B/s opos: 3950 GB, non-scraped: 4051 GB, average rate: 0 B/s non-tried: 0 B, bad-sector: 709923 MB, error rate: 2377 kB/s rescued: 3240 GB, bad areas: 2, run time: 17h 8m 13s pct rescued: 40.49%, read errors:1386570140, remaining time: n/a time since last successful read: n/a Scraping failed blocks... (forwards) Interrupted by user
って救済できてへんやないかーい!
不良箇所以外は救済できましたが、あまりに不良箇所がタチ悪いので、不良箇所からは全然読み出せませんでした。
ざんねん。
というわけで、救済計画は失敗しました。
なぜなんだ、ちくしょう!(不謹慎ゼロ年代オチ)(90年代では?)
X210 2nd batchの修理を依頼する その2
X210プロジェクト内部では色々あったもよう。
返却はほぼほぼ諦めていたところ、催促してみたら返信が返ってきた。
今から工場に送り返してみるとのこと。
さーてどうなるかな?
X210の無線LANをM.2形式のWLANカードに換装する
この記事は以下の記事もあわせてご覧下さい。
minasesango.hatenablog.com
今回はタイトル通りです。はい、よーいスタート。
というわけでX210には2箇所mini PCI-Expressがついていて、WLANx1・WWANx1とか、WLANx1・SSDx1のように使うことができます。
ぼくは後者ですね。
ところがWLANカードの調子がどうもあまりよろしくなく、なーんかちょっとルーターから離れると電波が途切れがち。
ルーターが2Fにある場合、1Fの台所に移動するともう全然通信できなかったりしがち。
その場合でもアンテナレベルは高いのに通信が糞詰まりを起こしがち。
というわけで換装しちゃいます。どうせなら新しいヤツにしたい。miniPCI-Eのカードは古いので、新しいM.2形式のカードの買っていきをしたいですね。
これまで使ってたのはコチラ。
[asin:B01KG73Z80:detail]
スペックシートを見ると、一応802.11ac/433Mbps対応ではあるようです。どーもそういう感じはしませんが。
とはいえ今ドキのカードではないのは確か。
これをコチラに変えていきましょう。
[asin:B07B4JNNTJ:detail]
'13年のカードから'17年のカードに変わるので4年の差はデカいですね。
2x2対応とかWave 2とかMU-MIMOとか大分世代が新しくなる感じはありますね。
BTは4.0から5.0になります。
てかそもそもMini PCI ExpressとM.2(NGFF)ってどれくらい速度差あるんでしょうね。謎です。
あと一応技適チェック。
ヨシ!
まぁなくったってバレやしませんが。
でもデューラスをナメちゃあいかん。この国が(何故か)電波には厳しいということを確認しておきましょう。
くわばらくわばら。
でまぁそのまんまじゃ当然miniPCI-Eとは互換性がございませんのでコチラを使います。
USBの信号が来てないと使えない(非フルスペックMini PCI-Expressだと使えない)とかいう脅しがありますが、X210の場合は大丈夫です。
中にはUSBの信号が来てないMini PCI-Eもあると思いますがどう見分けるのかは知りません。
知らないので調べてみました。
Mini-PCI Expressスロットは差し込む方向から見た場合、手前側の左から8番目と9番目に存在する「38番ピン」と「36番ピン」がUSBの「D+」と「D-」に相当します。
このピンがマザーボードと接続されていない場合はBluetoothを使うことが出来ません。
www.amazon.co.jp
目視でわかりますかねそれ?
メーカーが公表してないことも多いですし、そもそもワンチャン狙いでいくしかありませんね。
ワンチャンUSBが来てなくても改造次第でなんとかなるようです。
www.youtube.com
参考になりましたね!
ならねえ!
まぁそれはそうとして、X210はフルスペックMiniPCI-Eなので使えます。よかったね。
↑これを
↓こうじゃ
ちょっと基板がハミ出るのでヤバ……いかと一瞬思いましたが右側の基板の下にうまいこと潜らせることができました。
まぁ潜らせることができなくても多分動作に関係ないのでニッパーかなんかで切ってやればOK。多分ね。
あとアンテナなんですが旧型と新型ではかなりアンテナ末端の端子が違うのでご注意。
てか無線LANカードが腐ってたというよりアンテナの方が腐ってた可能性も全然ありますね。
今回はありがたいことに新規格のアンテナも通してくれてたので問題ありませんでした。
まぁこの辺はイザとなったらアンテナを変えるとよいのではないかと思います。
この商品の画像の所に説明が載ってますね。
[asin:B06ZY6NK61:detail]
さて速度なんですが、
ルーターの近くでは866.7MBps、懸念だった繋がらない台所でも585Mbpsが出ています。
実測ではそれぞれ700Mbps・300MBpsぐらい出てますので点数としては100点ですね。
1.73Gbpsの話ですが、ルーターも一応1.73GHz対応って書いてあったはず?
と思ったんですが1.73Gbpsには802.11ac Wave 2への対応が必要で、残念ながらルーターが対応ではありませんでした。
まあその辺はそこまで速度いらないんで別にいいですね。実測700M出れば十分でしょう。
というわけで今回は珍しく大・成・功の話でした。
そんじゃーね。
「録画中に番組情報を確認できませんでした」(推理編)
チューナーが1個腐ってた。
EDCBから見ればSignalは30.80ぐらい来てるんだけど番組情報が表示されず、UDPでも映像が送られてこない。
なるほどこういうことか~と。
ので、違うUSBポートに差し込んだ。
そうしたら番組情報が入ってくるようになった。
これで解決したかどうかは謎。
次回解決編、いつになることやら。
「録画中に番組情報を確認できませんでした」(事件編)
みんな~、TS抜きやってるか!
というわけで今回取り上げるのはこの問題。
うーんなんだろ?
ま、一番最初に思いつくのはチューナーが腐ってて2番組同時録画とかするともう一個のチューナーがSignal0.00とかになっててDropどころじゃない場合だネ!
でもそうかと思えば3チューナー同時ぐらいならSignalちゃんと入ってるっぽいんだよネ!!
そして1チューナーしか動いてないときでもなってるっぽいんだよネ……。
PT3の頃はこんな問題は起きなかったのに……どうしたもんかネ!?
次回、推理編!
何日後になるかはわかんない。