X210 2nd batchの修理を依頼する その4
連絡があり、「ケーブルが切断されてたのでディスプレイは回復できなかった。代わりにフルHDの液晶を乗せて送り返す」とのこと。
実は(ぼくの方で)ごちゃごちゃいじってるうちにケーブルもダメージ負わせちゃったんだよね……知ってた。
ついでにX2100(X210 4th batch)のことも聞いてみると、4月から出荷する予定とのこと。
というわけで、両方送ってもらおうかなと思っているところ。
先に修理品を送って欲しいぞ、とは一応念押ししといた。
ところで中国から日本への発送は可能なのだろうか?
逆はダメという報道があったが、その辺がよく分からないところだ。
SFP+ケーブルの引き抜き用ヒモがちぎれたらどうすればいいか
みんな~、10Gやってるか~?
というわけで10Gの話題なんですが、みなさんは10G SFP+ケーブル使ってますか?
使ってますよね。
このSFP+ケーブルを引き抜くためのヒモが仮にカリカリに焦げるなどして完膚なきまでにちぎれて、引き抜くことができなくなったときにどうすれば良いかを説明します。
注:どんな場合でも無理矢理引っこ抜こうとしてはいけません。爪部分が機械を巻き込んで壊れるので高価な10Gハブ・ルーターが台無しに!!
こちらが通常のSFP+ケーブル。
こちらは……ヒモがちぎれてしまっていますね。
このヒモ、実は小さなラッチと爪と連動していて、ヒモを引き抜くとラッチが下に押され、爪が逆に上へと上がって機器とかみ合っている部分が外れ、引き抜けるという構造になっています。
というわけでマイナスドライバーをこの部分にねじ込み、ちょっと回転させることでラッチを下に押し、爪を内側へ上げます。
そうするとスルッと外れてマルッと解決するわけですね。
教訓:抜けないケーブルはマイナスドライバーを使おう!
なんで焦げたんでしょうね。それでは。
HDDを救済するぞ(転生編~SeagateでRMA~)
救済するぞ救済するぞ救済するぞ。
さて、前回やらかしたSeagateのHDDですが、一ヶ月ぐらい騙し騙し読み取ったり読み取らなかったりして、結果総容量8TB(使用済み4TB)のうち3TBぐらいは救済できました。
1TBは諦め。
というわけで保証期間内なのでRMAを申請します。
こちらのホメパゲに従って保証を申請します。
流れとしては
登録→ログイン→依頼作成
みたいな形でcaseを作成します。この時住所とかは英語で入力しないとエラーになるので注意。
ほんでもって千葉の住所に適当な宅急便で送ります。
ただし送る際、パッケージの外側にRMAナンバーを書くように。
「RMA #12345678」
みたいな感じですな。
WesternDigitalのRMAなんかだと中にRMA番号の入った紙を同封したりする必要があったような気がするけど、Seagateでは外にRMA番号を書いておけばいいっぽい。
この時注意することなんですが、他のサイトに書かれているようにやたら厳重な包装(フワフワのクッションで包んで云々)じゃなくても(今は)構わないみたいです。
事実ぼくが送ったときの包装は、HDDを他のHDDが入っていた静電気防止の袋に入れて、プチプチでくるみ、内側にプチプチが貼ってあるAmazonの袋を流用した奴に入れて送りました。
クッションとかは使ってないです。
で、一週間弱ぐらいで戻ってきます。とても簡単ですね。
HDDを救済するぞ(Windows+Cygwin+ddrescue編)
救済するぞ救済するぞ救済するぞ。
さて、録画ファイルをためていたドライブが物故割れました。
久々にエンコードでもするかと思ったら失敗続き、最初はエンコするGPUがおかしいのかと疑ったものの、
今度はファイルがなぜか読み出せたり読み出せなくなったりしたので「アレ?」と思いました。
SMARTを確認してみると、案の定やられてました。
これはいけませんねぇ。
というわけでもう大概ヤバいので救済します。
といってもWidnowsで救済する方法はもはやありません。
HDDをLinuxの入ったマシンにつないでサルベージ、をやってもいいのですが、
Linuxの入っているマシンが小さいものしかないので外付けHDDケースみたいなのを買ってこないといけません。
Windows上で直で救済できると良いですね。
というわけでCygwin。
まずとりあえず適当にCygwinを入れます。
適当で大丈夫です。多分。
次にddrescueを入れます。
その前にapt-cygを入れます。
(参考:
qiita.com)
Cygwinを管理者権限で起動して、
wget https://raw.githubusercontent.com/transcode-open/apt-cyg/master/apt-cyg chmod 755 apt-cyg mv apt-cyg /usr/local/bin/ apt-cyg -m ftp://ftp.iij.ad.jp/pub/cygwin/ update apt-cyg install ddrescue
こんな感じですね。
次に
cat /proc/partitions
でパーティションを把握します。
こうですね。
$ cat /proc/partitions major minor #blocks name win-mounts (中略) 8 2 7813894144 sda2 D:\ (中略) 8 50 7813894144 sdd2 G:\
今回はDドライブからGドライブに移動させます。
/dev/sda2から/dev/sdd2への移動というわけですね。
この順番は絶対に要チェックです。
なぜなら逆にしてしまうと「まっさらなディスクの内容をサルベージ元の方に書き込んでしまう」という結果になってしまうからです。
全滅しますね。
さて次はddrescueを動かします。
手順としては
の順番に進行させます。
まず
$ ddrescue -f -n -v /dev/sda2 /dev/sdd2 logfile.log
を実行して不良セクタを読み飛ばしつつコピーします。
不良セクタの箇所がlogfile.logに書き込まれます。便利ですね。
結果はこう。
$ ddrescue -f -n -v /dev/sda2 /dev/sdd2 logfile.log GNU ddrescue 1.22 About to copy 8001 GBytes from '/dev/sda2' to '/dev/sdd2' Starting positions: infile = 0 B, outfile = 0 B Copy block size: 128 sectors Initial skip size: 156288 sectors Sector size: 512 Bytes ipos: 8001 GB, non-trimmed: 0 B, current rate: 0 B/s opos: 8001 GB, non-scraped: 4761 GB, average rate: 102 MB/s non-tried: 0 B, bad-sector: 1024 B, error rate: 177 MB/s rescued: 3240 GB, bad areas: 2, run time: 8h 44m 30s pct rescued: 40.49%, read errors: 72648480, remaining time: n/a time since last successful read: 58m 7s Finished
次に読み飛ばした部分がlogfile.logに入っているので、そこを頑張って読み込んでもらいます。
コマンドは
$ ddrescue -f -d -r1 -v /dev/sda2 /dev/sdd2 logfile.log
です。では結果がこちら
$ ddrescue -f -d -r1 -v /dev/sda2 /dev/sdd2 logfile.log GNU ddrescue 1.22 About to copy 8001 GBytes from '/dev/sda2' to '/dev/sdd2' Starting positions: infile = 0 B, outfile = 0 B Copy block size: 128 sectors Initial skip size: 156288 sectors Sector size: 512 Bytes Press Ctrl-C to interrupt Initial status (read from mapfile) rescued: 3240 GB, tried: 4761 GB, bad-sector: 1024 B, bad areas: 2 ipos: 3950 GB, non-trimmed: 0 B, current rate: 0 B/s opos: 3950 GB, non-scraped: 4051 GB, average rate: 0 B/s non-tried: 0 B, bad-sector: 709923 MB, error rate: 2377 kB/s rescued: 3240 GB, bad areas: 2, run time: 17h 8m 13s pct rescued: 40.49%, read errors:1386570140, remaining time: n/a time since last successful read: n/a Scraping failed blocks... (forwards) Interrupted by user
って救済できてへんやないかーい!
不良箇所以外は救済できましたが、あまりに不良箇所がタチ悪いので、不良箇所からは全然読み出せませんでした。
ざんねん。
というわけで、救済計画は失敗しました。
なぜなんだ、ちくしょう!(不謹慎ゼロ年代オチ)(90年代では?)
X210 2nd batchの修理を依頼する その2
X210プロジェクト内部では色々あったもよう。
返却はほぼほぼ諦めていたところ、催促してみたら返信が返ってきた。
今から工場に送り返してみるとのこと。
さーてどうなるかな?