平成最後のThinkPad s30 その3 ~絶望篇~
~前回までのあらすじ~
UbuntuやArch等のx64専用OSに門前払いを食らい、FreeBSD、NetBSD、BodhiLinux等々様々な*nixディストロに嫌われ、仕方なくGentoo Linuxをインストールしているわしと弟者。
ところがGentoo Linuxをインストール中に大問題が発生した。
弟者「兄者兄者!Shiftキーが効かんのですよ!」
わし「なんじゃと!?」
うーん確かに効かない。
外付けキーボードでも足してみるか。
わし「おおっ外付けキーボードのShiftキーは効いた!」
弟者「これってShiftキー壊れてんのかな?」
わし「うーむ。壊れている可能性もありそうじゃのう。壊れていたとして、予備用パーツは豊富にあるっちゃあるが、直すのが面倒じゃのう」
弟者「でも直さなきゃ」
わし「いずれな」
Shiftキーが壊れているようじゃ実用には耐えん。
まあ元々観賞用みたいなものなのだが……
それについては後々考えよう。
~Gentoo Linuxインストール続行中~
弟者「tarボールの展開が遅いよ兄者~」
わし「tarボールの展開……何年ぶりかのう……」
みなさんはtarボールの展開にどういうオプションを付けていましたか?私は tar zxvf でした。
zxvfのそれぞれにどういう意味があるのかは知りません。
知る前にrpm、そしてapt-getの時代が始まりました。
~ネットに接続しよう~
弟者「ところでネットはどうすんの?」
わし「PCMCIAカードのLANを刺すよ」
弟者「む?これ無線LANモデルのs30ぞ?」
わし「だからなのじゃ」
無線LANモデルといっても刺さっているのは昔のb/gカード。
今のルーターとは通信できない可能性もある。
換装しようにも昔のmini PCI規格なので代替はほぼ同じ世代の古い無線LANカードしかない。
それに、うまいこと802.11gでつながったところで、最高速度は54Mbpsだ。
わし「あと、最近のLinuxディストロはみんなセットアップ段階でネット接続を求めてくるのじゃ。そのたびにいちいち無線LANカードを認識させてアクセスポイントをサーチしてつなぐみたいなことは……よしんば無線LANカードがうまいこと認識されたとしても、そういうやりとりをCUI上ではやりたくないじゃろ?」
弟者「確カニ毛ガニ」
というわけで有線でつながせていただく。
今回使用したのはコチラ
BUFFALO LPC-CB-CLGT CardBus用LANカード
- 出版社/メーカー: バッファロー
- 発売日: 2004/12/31
- メディア: Personal Computers
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幸いにして動作は快調だ。イッパツで認識した上イッパツでIPをゲット。
弟者「昔のLinuxはこうはいかんかったよね~」
わし「その通りじゃ。有線ですらドライバを当てるのに一苦労したんだから、無線LANなんかは途方もなく面倒じゃった。それこそ怪しいtarボールを拾ってきて自分でmakeしてゴニョゴニョ……」